『九州じゃんがら』思想を植え付けてくるようなラーメン屋はNGで

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今日行ったラーメン屋は最悪だった。名前を「九州じゃんがら」という。店内のゴタゴタした装飾も気持ち悪いと思ったが、今思えば店外の雰囲気からして異常だった。


「常連がお勧めするTKGの食べ方」という看板が立て掛けられ、ラーメンの全部載せにご飯を注文し、その具を載っけてTKGを作る。これこそが通の食べ方で賞賛されるべきだという薄ら寒いアピール。この時点で、若干嫌な予感はしたのだが食欲に負けて入ってみると、頭を抱えたくなるような空間が広がっていた。f:id:torowaru:20150623204007j:plain


これは銀座店の写真らしいが、僕が行った店もこんな感じだった。いや、もっと凄かったかもしれない。あちらこちらにラーメンとはなんら関係ないイラストが貼られ「あなたはきっと大丈夫」「やればできる!」という自己啓発ワードがテーブルに貼ってある。それ以外に目についたのは「ラーメンを美味しく食べる方法」という紹介文。なんでラーメンの食べ方を他人に教わらにゃあかんのだ? しかも、それら全ての言葉が「お客さんのため」を思って書かれているのだ。ラーメン屋に来たと思ったら、宗教的な価値観の押し売りを受けたような理不尽さに頭を抱えながら、僕は出てきたラーメンをすすった。

うん、美味い。濃厚でコクのある味噌豚骨。トッピングの明太子もいい味を出してる。スルスルと入っていく細麺。あっという間に食べ終わり、替玉硬めを追加注文しつつ、僕は店内目回す。

「店内のティッシュを使うとき、鼻を噛んで大きな音を立てないでね!
「ティッシュは丼の中に入れないで!」

・・・・・・ファック。マジでなんなんだこの店は。テーブルマナーを語りたいなら、フランス料理店でも出せばいいのだ。もし、他人を不快にさせる言動を辞めろというのであれば、まずマナーの押し付けを辞めろ。それこそ不愉快極まりない。

替玉をかっ込むと(硬めにしても麺は美味い。また、違った味わいになる)、僕は店を後にした。もう、二度と行くものか。


それから少し調べてみた。どうやらこの店は元々「ブルカン塾」という学習塾を経営していたのだが、採算度外視で生徒主義の指導をしていたため経営難に陥り、それを立て直すためにラーメン屋を始めたという。ホームページをみてみると、ラーメン屋にもあったような濃いイラストがずらりと並べられていた。

塾の良し悪しは大抵、生徒を見ればわかる。良い指導者の元では、それぞれの子ども達の個性が輝いて見え、悪い指導者の元では子供たちが量産型のように見える。

生徒の言葉が並べられたブログに目を通す。そこには、東大の文化祭に参加して東大って凄いと感想を述べる子供たちが写真付きで載っていた。


小6の子どもが「大学入試まで後6年、頑張るぞ!」と意気込みを述べている・・・・・・


見なかったことにしたかった。怒りで頭がグラグラするのが自分でもよくわかった。小学生6年生からの6年間と、大学に入ってからの4年間。一体、どっちが貴重であるのかと疑問に思うような教育をしていない。教育とは「教え育てる」と書くが、なんて大人視点の言葉だろう。本当の教育とは「教師が子供たちから教わり、子供たちは勝手に育つ」のだ。

ムシャクシャしたので、雨が降って来たがカバンの中の置き傘は差さずに濡れて帰ってきた。最適解なんて糞食らえだ。クシャミをしながら、子供たちの幸せを願う今日この頃です。